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 母屋の裏で、広い庭を介して中町通に面する門長屋には、私が物心ついた頃には既に2軒の所帯(谷本家、児島家)が住んでいました。これらの2所帯と森家の3軒で、ここに紹介する井戸を共同で使用していました。割合深い井戸でしたが、私が知っている限り、一度も水不足になったことはありませんでした。

 下図にその井戸を示します。井戸の後方には漬け物小屋が附属しており、毎年、沢庵などの漬け物を漬け込んだ大きい樽を2つほど入れてありました。

森家の