症例 7

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 症例:28歳、女性
 
主訴:心悸亢進
 
現病歴:20歳頃、風邪にかかった際に心悸亢進を感じたが、その時は心臓病については何ら指摘されなかった。昨年2月、会社で健康診断の際に心電図を記録し、心臓病を指摘されたが、特に自覚症状がなかったため、自分で服薬を中止した。本年1月頃から会社の朝礼や運動後に心悸亢進発作が出現するようになったが、日常生活に支障が来るほどではなかった。心悸亢進発作の持続は10〜30分、発作の出現は突然である。
 
現症:特記すべき異常はない。
 
検査所見:末梢血、尿には異常を認めない。胸部X線写真では、心形態はやや球状で、右第2弓の突出を認めるが、心胸郭比は47%で心拡大はない。 

 下図は本例の標準12誘導心電図である。この心電図診断をどう診断するか?

本例の標準誘導心電図

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