症例1

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症例: 45歳、女性
主訴:腰痛、胸痛、背痛
病歴:昨年8月頃から、時々、腰を曲げた際などに腰痛を感じるようになった。10月初旬、体動時に背部に激痛を覚え、以後は毎日5〜6回、そのような発作があった。近医を受診し、安静を保てば軽快するであろうと言われたため10月末まで放置していたが、その頃から夜間にも同様の腰痛が出現するようになり、頸部の運動制限(特に前屈障害)と疼痛が出現するようになった。
 そのため、他の医師を受診したが、「使い痛め」ではないかと言われ、牽引療法、超音波療法などを受けたが良くならず、更に数カ所の整形外科病院を受診したが経過が思わしくないため、徳島大学整形外科を受診し、さらに第二内科に紹介された。下図はその際の心電図である。


骨髄腫の高Ca血症心電図

 この心電図をどのように読み、どのような疾患が考えられるでしょうか? 

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