不整脈タイトル

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 心臓は、規則的に毎分70回前後の頻度で規則的に拍動を続けています。このような心臓の規則的拍動は、右心房上部にある洞結節と呼ばれる特殊心筋の集合体で自動的に作られる刺激により営まれています。この洞結節で作られた刺激が、心房→房室結節→ヒス束→脚(左脚、右脚)→プルキンジェ繊維→固有心筋へと伝わり、心室筋が収縮して血液を心臓から全身に送り出します。このような心臓の興奮形成・伝導を目的として特化した特殊心筋細胞で構成され、洞結節からPurkinje線維に至る一連の組織を「心臓刺激伝導系」と呼びます。

 洞結節で形成された興奮が、心房、房室結節、心室へと伝えられる過程に生じる活動電流を記録したものが心電図です。心臓刺激伝導系を通る興奮と心電図との関係については、下記の 1.心臓刺激伝導系と心電図(正常心電図)をクリックして御覧下さい。

 不整脈の分類と各不整脈へのリンク

  1.心臓刺激伝導系と心電図(正常心電図)
  2.洞調律 
  3.不整脈の分類
  4.頻脈性不整脈
    4.1 期外収縮
    4.2 発作性心頻拍
    4.3 心房細動
     4.4  心房粗動

     4.5 心室細動
  5.徐脈性不整脈
    5.1 洞不全症候群
    5.2 洞房ブロック
    5.3 房室ブロック
  6.補充収縮および補充調律
    6.1 補充収縮:心房性、房室接合部性、心室性補充収縮
    6.2 補充調律:心房性、房室接合部性、心室性補充調律
  7.副調律:心房性、心室性副調律
  8.解離:房室解離、(心房解離)

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