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心室プログラム刺激
(臨床心臓電気生理学的検査法、EPS)
Brugada症候群の臨床症状は失神発作ないし突然死です。これらの症状は多形性心室頻拍ないし心室細動により惹起されます。また、「植え込み型除細動器」が内蔵するホルター心電図機能の検討から、上記の発作の前に心室性期外収縮の出現頻度が増加することが明らかとなってきました。これらの心室性期外収縮の発生源は、ほとんどの場合、右室流出路であることも明らかとなりました。
Brugada症候群で、心臓電気生理学的検査(Electrophysiological
Study,
EPS)を行い、心室のプログラム刺激を行うと、多形性心室頻拍ないし心室細動が高率に誘発されます。このような右室刺激により心室頻拍ないし心室細動が誘発される例は、その後の経過観察により心臓事故(心室細動、突然死など)が多発することも知られてきました。それで、このような例には植え込み型除細動器(ICD)による治療が、現在の所は唯一の治療法であると考えられています。そのため、Brugada症候群のハイリスク群においては、積極的に心臓電気生理学的検査を行い、心室のプログラム刺激を行い、多形性心室頻拍ないし心室細動が誘発されるかどうかを検査する方法が行われています。
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| Brugada症候群での心室プログラム刺激による心室細動の誘発 桜田春水:Brugada症候群の臨床電気生理、呼吸と循環49:437,2001) |
Brugada症候群については医学雑誌に多数の論文が発表されていますが、単行本としては世界的に下記の1冊があるのみです。私はこれをinternetでamazon.com.から購入して読みましたが、出版が1999年と古く、現在の正しい知識を伝えていません。
Antzelevitch,C., Brugada,P,
Brugada, J,. Brugada,R, et al: The Brugada Syndrome、Futura Publishing Comp., New
York, 1999
我が国でも、各社の医学雑誌の「不整脈」の特集号にBrugada症候群についての総説が掲載されており、日本循環器学会機関誌「Circulation
Journal」、日本不整脈学会機関誌「不整脈」などには、毎号のようにBrugada症候群に関する研究が掲載されていますが、本症候群についての単行本は未だ出版されておらず、雑誌の特集号としては、下記が私が知っている唯一の特集号です。 呼吸と循環, Vo.49, No.5, 2001
特集「Brugada症候群」、 医学書院、東京、2001。
興味がある方は、back numberを注文されるか、図書館でお読みになられると良いと存じます。なお、Zntzelevitch らの書物は、internetのamazon.dot.comのホームページから注文すると3週間くらいで送ってきます。